神戸市の西区で黄色いステッカーと住民のメール送信による徘徊高齢者の早期発見システムが1月5日から始動した。

このSOSネットワークの正式名称は「西区徘徊SOSネット みまもん」。赤い羽根共同募金の助成事業でもある。

仕組みは簡単で事前に認知症高齢者が外出時に必ず身に付ける物(靴、杖など)に黄色いステッカーを貼り付ける。このステッカーは昼間でもわかりやすく、ライトで光る反射材を使っているため夜間時でも徘徊時の捜索がし易いのが特長である。事前に登録が必要であるがそのステッカーを見かけた人たちが携帯メールで通報するという仕組みである。

都市圏での住民参加型SOSネットワーク

都市圏でこのような地域住民参加型の認知症の早期発見システムが携帯メールという既存のインフラを利用しつつ試行錯誤をしながらとはいえども始動しはじめたのは素晴らしいことだと思う。

西区徘徊SOSネット パンフレットの発行について