ベイシスイノベーション株式会社は、屋外において高齢者の見守りサービスに活用できる屋外用BLE(Bluetooth Low Energy)「Gateway」の販売を9月1日より開始したと発表しました。

Bluetoothのビーコンを利用した見守りサービスも続々と登場してきていますが、今回販売開始された屋外用Gatewayは、高齢者の持ち歩くビーコンのシグナルを受信する装置となっており、ビーコンを利用した見守りサービスの範囲拡大や精度の向上には、このGatewayの設置数が重要になっています。

ベイシスイノベーション株式会社では、既に複数のエリアにて屋外の見守りサービスの実証実験をパートナー企業と行っているとしています。

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社会問題になっている「認知症高齢者の徘徊」

認知症の高齢者を介護する際、必ずと言っていいほど登場する問題に「徘徊」が挙げられます。徘徊を繰り返すあまり、結果的に行方不明・死亡に至ってしまうケースもあり、毎年のように悲しいニュースが伝わってきます。

どうすれば救えたか…認知症男性、保護されず公園で死亡

残念ながら、現状の医学では認知症を完治することはできませんので、徘徊を根本的に解決することも難しいのが実情です。また、認知症による徘徊が始まった際には、介護者の安全や、介護をする側の体力的・時間的な負担を考えても、特別養護老人ホームやグループホームといった施設を利用することが望ましいですが、環境面や費用面など様々な要因で簡単には実現できません。

認知症の徘徊防止に役立つグッズ

こういった状況を受け、今回紹介したビーコン以外にも様々な手段で認知症による徘徊を防止する為のグッズが登場しています。

その中には、徘徊そのものを防止するグッズから、徘徊後に少しでも早期発見することを目的としたグッズまで様々なものがあります。

手軽に始められる対策から本格的な対策までと様々なグッズがありますが、いくつか便利なグッズやサービスを紹介します。

夜中の徘徊を防ぐ補助鍵

自宅玄関ドアの内側に、数千円で販売している補助鍵(ロック)をつけることで、認知症の高齢者が夜中など介護者の目が届かない時間帯に徘徊することを防ぐグッズです。

夜中まで常に徘徊に気を配ってしまっては介護者の体力が持たなくなりますので、手軽に始めることが可能な対策です。

玄関先や部屋の出入り口にセンサーを設置

センサーマットや赤外線センサーを利用することで、認知症の高齢者が部屋やベッドから離れた際にアラームなどで介護者に知らせてくれます。

介護度など条件が少し複雑ですが、センサーマットは介護保険を利用してレンタルできる福祉用具に指定されています。個人ではなかなか分かりにくい部分もありますが、担当のケアマネージャーなどに相談してみる価値はあります。

徘徊後に早期発見を、専用のGPS端末

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専用のGPS端末を常に携帯することにより、外出時でも居場所が把握できるようになります。

例えばセコムが提供している「ココセコム」では、月額500円で月に2回まで位置検索が利用できるサービスがあります。利用回数による月額料金の変化や初期費用など別途必要ですが、万一徘徊により行方不明になった際に、早期発見につなげることができます。

外出時に必ず履く靴にGPSを、徘徊防止シューズ

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GPS端末やビーコンでは家に置いていってしまい外出時に持ち歩かないケースが想定されますが、靴は外出時に必ず履いていくものです。 靴の踵部分にGPSを入れることで徘徊している高齢者を早期発見できるシューズを、株式会社システムインナカゴミが月額3,000円の利用料で販売しています。費用はかかりますが、徘徊後の早期発見に役立つグッズです。

引用:

【プレスリリース】屋外用 BLE(Bluetooth Low Energy) Gateway販売開始のお知らせ

認知症・徘徊などの方向け|GPS機能を持つココセコム - セコム株式会社 -

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