綜合警備保障(ALSOK)が、全国で7万人に高齢者向け緊急通報サービスを提供しているアズビル子会社を買収
綜合警備保障株式会社は、アズビル株式会社の100%子会社の アズビルあんしんケアサポート株式会社の全株式を取得し子会社化すると発表した。
アズビルあんしんケアサポート株式会社の平成26年3月期の売上は43億69百万円で、主に高齢者向け緊急通報 サービスとグループホームや訪問介護などの介護事業が大きな柱である。
特に緊急通報事業では7万人にサービスを提供しており、他にも医師・看護師等による 専門的健康相談対応をしている「あんしんセンター事業」を全国で展開している。
前身は山武ハネウエルの事業部
アズビルあんしんケアサポート株式会社は平成24年4月に 安全センター株式会社と山武ケアネット株式会社が合併した会社で、 親会社アズビルの前身は山武ハネウエルである。
王者セコムとの差別化
在宅介護に大きく舵を切った日本の高齢者介護。綜合警備保障はライバルのセコムが富裕層向けサービスを 中心に開拓している中、さらに大きくなるであろう在宅介護向け市場を開拓する上で 今回のアズビルあんしんケアサポート株式会社の取得は強力な武器を手に入れたといえよう。