"秋田県のシニア層比較"

日本銀行秋田支店は1月22日に発表した調査レポートによると、秋田県のシニア市場は今年ピークを迎えるとの発表をした。

GDPに占める割合は1%以下

名目GDPに占める秋田県の割合は2010年で0.7%と全国40位。秋田県は人口減少と急激な高齢化という難しい問題に取り組んでいる。

日本銀行秋田支店、小田信之支店長はあくまで個人の意見としながらも、「秋田経済について」という提言を1月20日、秋田経済同友会の講演で発表した。提言によれば、秋田経済の成長率の底上げには、秋田県の素晴らしいところをアピールしつつ、県外からの居住者を増やす努力をしてイノベーションを起こすしかないとしている。

「人を引き付けるには、情宣も大切だが、魅力そのものを高めることも重要」 

小田支店長の提言にある通り、人が集まる魅力とは、やはりユニークな取り組みで人が興味をもつこと。結果それにより人自身が集まっていることである。決して都内の駅にポスターを貼りまくることではない。

全国に先駆けて、人口減少という問題を前線で闘う秋田県。全国から色々なアイデアで求め試行錯誤をしながら歩むしかないだろうと考える。今のままだと東京都も沖縄県も遅かれ早かれ同じ問題に向き合うしかないのだから、決して対岸の火事ではない。

秋田県はどんな魅力を作り、どんなクラスターやトライブになるのか、2020年までのこれからの5年間が楽しみでもあるとケアタイムズ編集部は考える。

日本銀行 秋田支店

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日本銀行秋田支店 小田信之支店長の提言 秋田経済について~これからの道すじ~