認知症の母親と庭を撮り続けたプロ写真家の写真集「DIARY: 母と庭の肖像」発売
プロカメラマンが認知症の母親と庭を3年間、枚数3,600枚を撮り続けた写真集が2月25日発売される。
まだ発売されていないので感想も意見もかけず、以下、アマゾンの紹介文から引用。
今日の母は無表情だった。庭に出てみるとムラサキハナナが一気に咲き始めている。日々の移ろいを感じる瞬間だ。認知症の母と自宅の庭を3年間、ほぼ毎日、日記的に撮影。期間は2001年9月4日から、母が亡くなった2004年10月26日まで。撮影した枚数は3600枚を越えた(本書冒頭より)。森山大道に師事し路上スナップを撮り続けてきた写真家山崎弘義が祈るように撮影した写真と日々の記録からなる静謐かつ渾身の写真集。
PROFILE 山崎弘義 昭和31年4月9日埼玉県生れ。昭和55年慶応義塾大学文学部哲学科卒。昭和59年頃 路上スナップする山内道雄氏に遭遇し衝撃を受け、東京写真専門学校へ入学する。昭和62年同校報道写真科Ⅱ部卒業。昭和61年には雑誌『写真時代』が母体になってできたワークショップ”フォトセッション”に加入し、森山大道先生から指導を受ける。 その後、東京を主題としてストリートスナップを撮影し、個展・グループ展・雑誌等で発表した。 平成11年以降、母を介護する傍らに母と庭の連作”DIARY”を撮影。近年は都市近郊の風景にフィールドを移している。現在、日本写真芸術専門学校非常勤講師、写真表現基礎演習を担当。
この記事を読む人の中には、被写体の認知症な母親に意味があるのかという人もいるだろう。ただ、映画や音楽がそうであるように、写真も表現者の撮りたい素材で人を動かすチカラがあるのではないかとケアタイムズ新聞社は考えるので紹介した。
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