介護目的で東京都が低金利で融資
東京都では、中小企業で働く従業員の方が安心して仕事と介護を両立できるよう、これまでの子育て・介護支援融資制度のうち、「介護支援融資」の対象者及び資金使途を平成27年4月1日から拡充します。
融資利率は、年利1.5%(平成27年4月1日時点)で、融資限度額は、100万円です。返済は、据え置き期間として、介護休業期間(12カ月を限度)を設けるほか、保証料は全額、東京都が負担します。
介護に必要な金額は
限度額は100万円となっていますが、本当にこの金額で十分な介護を提供できるのでしょうか。
100万円の利用使途は、介護休業中の生活費に加え、介護に必要な費用(介護費用・物品の購入費用・交通費等)となっています。生命保険文化センターの平成24年度調査によれば、実際に介護を経験した人は、一時費用だけで平均は91万円利用したという調査もあります。
こういった背景もありますので、融資以外にも根本的な制度の見直しや金額負担の見直しが、今後の高齢化社会を支えていくには必要と考えます。
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