自治体によるエネルギーサービスの拡充に取り組む福岡県みやま市が、新電力を設立して小売事業に参入し、HEMS(※)を活用した高齢者見守りサービスを提供します。

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地域活性と高齢者へのケア

みやま市は、経済産業省が実施する「大規模HEMS情報基盤整備事業」の実施地域に選ばれており、電力小売による地元の新しい産業振興とHEMS(エネルギー管理システム)を利用した高齢者見守りサービスの提供で、市民サービスの拡充を目指します。

HEMSを活用し高齢者宅の電力使用量をもとに日常と違う電力使用異常を検知すると、見守りセンターから近所の住民や民生委員に連絡が入る仕組みです。他にも食料品や日用品の宅配、病院の予約などもタブレット端末やパソコン、スマートフォンから可能になります。

こういった自治体レベルの取り組みが、ますます全国に広まってほしいと思います。

※HEMS(Home Energy Management System):一般家庭で利用する電力エネルギーの節約や管理を行うシステムのこと

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