未来の介護食、3Dプリンタ技術を応用したフードプリンタで提供へ
XYZプリンティングジャパンは、「未来医XPO’15」において、開発中のフードプリンタを参考展示しました。
このフードプリンタは、同社が展開するパーソナル3Dプリンタに用いられている技術を応用して開発されており、現在使える食材は主に菓子系のみですが、魚や肉のすり身などを使えれば介護食の提供にも応用できると期待されています。
フードプリンタが変える介護食
フードプリンタを使用すれば、様々な形や食感の食べ物を出力できるので、理論的にはどんな料理でも製造することが可能になります。
また、様々なレシピをデータベース化することで、食事が思うように摂れず栄養不足になりがちな介護食において、栄養成分や形態などを考慮した栄養価の高い食品を提供できるようになります。
それぞれの人に適切な介護食を提供することは数が多く大変ですが、こういったフードプリンタを活用すれば介護者の健康状態に応じた個別の食事を自動で提供できるようにもなりますので、人手不足が叫ばれている介護業界において、フードプリンタ技術は一翼を担うようになるのではないでしょうか?
なお、このフードプリンタは2015年内の市場投入を目指して開発が進められていますが、日本市場での発売時期は未定とのことです。