ソニーの電子お薬手帳サービスharmo®(ハルモ)、東京都内でも試験サービス開始
ソニーは、非接触ICカード技術FeliCa™(フェリカ)を利用した電子お薬手帳サービスharmo®(ハルモ)の試験サービスエリアを、2015年6月に東京都内にも拡大すると発表しました。
またこれに合わせて、東京都文京区の水野薬局へ試験サービスの提供を開始します。
電子お薬手帳harmo®(ハルモ)とは
harmo®(ハルモ)とは、薬局等で調剤された薬の履歴等に関するデータを、FeliCa※チップが埋め込まれたカードを用いてクラウド上で電子的に管理するソニーの電子お薬手帳サービスで、専用のカードを薬局の端末にかざすだけの簡単な操作で、調剤履歴の閲覧と調剤情報の記録を行うことができます。
また利用者は、専用のアプリケーションをインストールしたスマートフォンから調剤情報を閲覧できるほか、服薬後の副作用、アレルギーなどの記録も可能となっています。
※FeliCa:ソニーが開発した非接触ICカード技術。かざすだけでデータの送受信が可能で、交通機関のIC乗車券(Suicaなど)や、電子マネー(Edyなど)などに幅広く利用されている。
拡大するサービス提供エリア
harmo®(ハルモ)は2013年に神奈川県川崎市へ初導入した後、全国各地に試験サービスエリアを拡大し、2015年5月時点で、250を超える薬局に導入され、約11,300人の一般利用者が利用するサービスになっており、日々拡大を続けています。
また、2015年3月には滋賀県、兵庫県神戸市、大阪府豊中市の薬局へ、2015年4月からは神奈川県横浜市と埼玉県さいたま市の薬局へ、各地域の薬剤師会と連携して、試験サービスの提供を開始しています。
今回、東京都内にもサービス提供エリアを拡大することにより、さらなる利用者の増加が見込まれます。