日本版CCRC、低料金の方針で政府が具体案まとめる
高齢者が元気なうちに地方に移住して、必要に応じて医療や介護を受けられる地域コミュニティー「日本版CCRC」構想について、政府は6月1日に開催した有識者会議でその具体像などの素案をまとめました。
一般的な元サラリーマンを対象に
日本版CCRCは、高齢者が健康なうちに地方へ移住して地域活動に参加するとともに、地元の住民との交流を積極的に行う場所としています。
これまで日本版CCRCは富裕層が対象かと議論されていましたが、今回の素案では具体的な対象として、入居者は大都市の健康な高齢者で、平均年収で300万円から400万円の一般的な高齢者世帯が入居できるようにするとしています。
今後は、政策支援策の検討を加え夏までに中間報告として公表する予定です。