パナソニックが独居高齢者見守りにも使える人感センサー等発表
パナソニックは、一般家庭用の屋内外の監視製品「スマ@ホーム システム」を10月15日に発売すると発表しました。システムは屋内外用カメラと人感センサー、開閉センサーなどとセンサー機器を管理するホームユニットから構成されていて、人感センサーとホームユニットの最小構成で独居高齢者向けの見守りサービスにも安価に利用できると期待されています。
業務用機器を一般家電レベルの価格帯で提供
今回の「スマ@ホーム システム」は保守費もかからず一般家電と同じようなハードウェア買い切りですので、機器さえ購入すれば月額費用不要で運用が可能です。ただし、設置先にはインターネット環境とWi-Fi環境が別途必要になります。
地方に親御さんがお一人暮らしされている場合などは、警備会社のセンサーで見守りが一般的でしたが、センサー設置に初期費用と月額費用がかかり、今回のような機器買い切りでしたら、初期費用だけですみます。 見守りする方は、センサーの動きをスマホで確認し、アプリはiOSとAndroidの両方に対応します。
市場想定価格ですと、独居高齢者最低限のセンサーはホームユニットが12,000円と人感センサーが4,000円の合計16,000円の機器を購入すれば良いことになります。後は家族など見守りされる方がスマホを持っていれば日常の最低限の見守りには問題ありません。
運用は見守りする方に依存するが、価格は魅力的
今回のシステムは、見守りする方がスマホから、人感センサーの異常検知を自分で設定する必要があります。例えば、毎日7時~18時までセンサーが反応した場合に通知するように設定したり、月~金の16時~17時にセンサーが反応しなかった場合に通知するなど細かく10種類の異常検知を登録可能です。
今回発表された「スマ@ホーム システム」はある程度ITスキルがある方が、ご自宅のホームセキュリティに利用する事を想定していますので、見守りする方にある程度ITスキルと、センサーの動きから正常異常を判断することが求められます。ただし、家電レベルの価格帯と使い易さの製品が増えることにより、介護業界のIT化を加速させると考えます。