株式会社日立システムズは、クラリオン株式会社とセントケア・ホールディング株式会社が共同開発した服薬支援装置「服薬支援ロボ」を活用し、自宅や介護施設にいる高齢者や介護を必要とする人の薬の飲みすぎや飲み忘れを防ぐとともに、服薬履歴や残薬の情報を遠隔地のから把握できる「服薬支援クラウドサービス」を、主に薬局や介護事業者向けに10月26日から販売を開始しました。

"hitachi"

遠隔地からでも服薬状況の把握が可能に

今回のサービスは、服薬支援ロボによる服薬支援機能に、服薬履歴や残薬情報を遠隔地で参照できる仕組みを提供し、誤飲防止などの服薬管理と、患者を中心とした包括ケアに関わる関係者の業務効率化を支援するクラウドサービスとなっています。

「服薬支援ロボ」自体は、設定時間になると音声案内や画面表示で服薬を告知し、ボタンを押すことで1回分に必要なだけの薬を取り出せる装置ですが、今回のサービスと組み合わせることにより、この際の服薬履歴が自動的に日立システムズのクラウドサービスに送られるようになっています。

その結果、遠隔地からPC等の画面を通じて服薬状況を参照できるようになるほか、患者が服薬しなかった場合に、指定した連絡先宛に自動でメール通知することもできるため、スムーズな訪問服薬指導を行えるようになります。

このサービスを活用することにより調剤薬局は、業務効率化が図れるだけでなく、かかりつけ薬局として、付加価値の高いサービスの提供が可能になるとしています。

引用

高齢者の服薬管理と訪問服薬指導の効率化を支援する「服薬支援クラウドサービス」を販売開始