顔認証技術を利用したソリューション事業を手掛けるLYKAON株式会社は、万引き防止システムとして定評のある顔認証技術を活用した、認知症患者の徘徊行動対策システムとして、「徘徊防止システムLYKAON」を新たにリリースしました。

"lykaon"

顔認証で認知症患者の徘徊を検知

このシステムでは、予め徘徊行動を取る対象者の顔情報をシステムに登録し、住居や介護施設の出入り口などにカメラを設置することで、対象者が外出しようとした時に、警告音とアラートで通知がされる仕組みになっています。

通知は外出時でもスマートフォンへリアルタイムで通知されますので、常に対象者の徘徊行動を知ることができます。

最大の特徴としては、顔情報を使って徘徊行動の検知をするため、認知症患者の衣服にネームタグを付けたり、GPSセンサー等を常に携帯させる必要がない点です。

徘徊対策の負担を軽減

高齢化が進む中、認知症患者の徘徊行動は社会問題になっており、公園等で警察官が保護した認知症患者を、認知症と気づかないまま放置して死亡する問題なども発生しています。

そういった問題を防ぐ為に、家族や介護施設のスタップは常時徘徊をしないように目を行き渡らせなければなりませんでしたが、今回のシステムではそういった負担を大幅に軽減させることが期待されています。

顔認証技術を使った認知症患者向け対策システム、「徘徊防止システムLYKAON」をリリース