奈良県は、介護施設・サービス業を行うホームケアー株式会社と共同で、介護施設や高齢者用住宅での見守りサービスの事業化を開始することを発表しました。

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すでに4月よりホームケアー大日ではサービスを導入しており、7月には東大阪市内でオープンする施設においても導入していく予定です。

介護関連人材の不足や夜間作業の軽減が目的

この見守りサービスは、必要な時に必要な場所にロボットを派遣して見守りサービスを提供しますので、常設する監視カメラのようにプライバシーの観点から設置を敬遠される課題を解決し、被介護者も家族も受け入れやすいサービスになっています。

また、施設内の部屋を指定するだけで各部屋への移動を行うことができるため、夜間でもオペレータの負荷を軽減し、必要な人へ見守りサービスを簡単に提供することができます。

さらには、ロボットを通じて被介護者とオペレータとの間で会話をすることも可能となっています。

ホームケアー以外の介護施設でも導入を

現在は一つの施設内での見守りサービスを行っていますが、将来的には、複数施設の見守りサービスを一箇所の集中管理センターで行えるシステムへと発展させていく予定となっています。

今後は、各ホームケアー施設への導入後、見守りサービスシステム(ロボットを含む)の販売についても検討を行っていく予定となっています。

見守りシステムの開発について