NTTドコモは、ポケットサイズのGPS端末を用いた「かんたん位置情報サービス」を「第4回 IoT/M2M展」に出展しました。

子どもや高齢者の見守りサービスに利用することができ、用例として同端末を靴の中敷きの下に埋め込んだ「見守りシューズ」を紹介しています。

"docomo"

いつも履く靴だからこその効果

見守りサービスに関連するセンサーや端末は数多く登場していますが、今回のサービスは靴にGPS端末を取り付けることで大きな効果を発揮します。

これまでは、センサーや端末を衣服に取り付けたり持ち運ぶことを想定していましたが、こういった形態では、認知症を患っている高齢者などでは、自ら端末を取り外してしまう懸念がありました。

外出時に必ず利用する靴に埋め込むことで、位置情報を確実に把握しやすくなるというメリットがあり、実際に介護センターでの導入事例もあると紹介されています。

この端末の「小型タイプ」は外形寸法が38.5mm×45.5mm×11.85mm(厚さ)、重さ約30gとなっており、靴の中敷きに敷いても違和感のないサイズと重さになっています。

連続待ち受け時間も約400時間と充分稼働しますので、今後普及していくのではないでしょうか。

<2015年9月19日追記>

実際に株式会社ウィッシュヒルズが「GPSどこでもシューズ」として、商品化しています。

参考記事:認知症による徘徊の早期発見へ、GPS内蔵の靴が商品化

引用

ドコモが「見守りシューズ」、GPSで徘徊発見