全国47都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤株式会社は、自主企画調査「シニア世代の服薬の実態と意識」の調査結果を発表しました。この調査は、定期的に医療機関に通院し薬を処方されている全国の65歳以上のシニア世代男女1,046人を対象に、2015年8月28日~31日の間にインターネット上で行われたもので、調査の結果、半数近く(46.7%)の人は処方薬に飲み残し(残薬)が生じた経験があることが判明しました。

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飲み忘れた薬は、「保管」や「処分」する

処方薬に飲み残し(残薬)が発生した場合、残った薬は「次回処方してもらうときに調整する」といった回答が最も多いものの、28.4%は「保管しておく」、15.5%は「処分する(捨てる)」人がいるなど、残薬の問題が浮き彫りになりました。

また調査では、「飲み忘れた薬を家族や知人にあげる」という回答はありませんでしたが、日本調剤株式会社では、「症状が同じだからといって、保管しておいた残薬を他の人に服用させないでください。また、薬には使用期限があるので余った薬の長期保管は控えるようにしてください。」と注意喚起しています。

適切な服薬を心がけ、どんなことでも相談を

そのほか、継続的に服用している薬で飲み残しがある場合は薬局でその旨を伝えることで主治医に調整を依頼できるので、かかりつけの薬局をつくり、どんなことでも主治医に相談するように案内しています。

引用

『シニア世代の服薬の実態と意識』に関する調査を実施しました

日本調剤・自主企画調査『シニア世代の服薬の実態と意識』