カシオ計算機は、親の介護スタッフと離れた場所で暮らしている家族の間でコミュニケーションを促進するスマートフォン向けの介護情報シェアツール「DaisyCircle(デイジーサークル)」を発表しました。

まずはAndroid版アプリを7月7日にGoogle playで公開し、後日iPhone版アプリも公開予定です。Android版アプリの公開に合わせ、利用料無料のトライアルサービスを、7月7日より2015年12月31日まで実施します。

"casio"

親の介護状態を”見える化”する

カシオが要介護状態にある親と同居状態にない40歳以上の男女206名にインターネット上で行った調査では、58.2%の方が「遠距離介護向けのオンライン・コミュニケーション・サービスがあれば利用したい」と回答しており、電話やメールによるコミュニケーションだけでは満足していない現状がうかがえます。

「DaisyCircle」は、そいうった要望に応えることを目的とし、介護をお願いしている家族が介護スタッフの書き込みや投稿画像を閲覧することで、介護状況を確認することができるSNS感覚の情報シェアツールとなっています。

しかしながら、このアプリを利用するには介護サービス事業者が画像投稿などの作業を行う必要がでてきますので、すでに業務負荷が高いと言われている介護事業者がどこまでこのサービスを導入するかは疑問です。

実際には、介護事業者に頼らずに離れて暮らす家族や親戚同士で介護をしている状況の方が、このアプリを利用するケースが多いのではないでしょうか。

親と離れて暮らす家族に安心を提供する介護情報シェアツール