株式会社ツクイは、国⽴⻑寿医療研究センターとインターリハ株式会社が共同開発した「コグニサイズ」の考えをベースにしたエルゴメーター「コグニバイク」を運営するデイサービス94カ所へ導⼊し、認知症予防に向けた機能訓練を本格的に開始すると発表しました。

"tsukui"

運動と認知課題を合わせた「コグニサイズ」とは?

コグニサイズとは、国⽴⻑寿医療研究センターが開発した造語で、運動と認知課題を組み合わせた、認知症予防を⽬的とした取り組みの総称を表しています。

国立長寿医療研究センターでの紹介を引用すると、以下のように定義されています。

英語のcognition (認知) とexercise (運動) を組み合わせてcognicise(コグニサイズ)と言います。Cognitionは脳に認知的な負荷がかかるような各種の認知課題が該当し、Exerciseは各種の運動課題が該当します。運動の種類によってコグニステップ、コグニダンス、コグニウォーキング、コグニバイクなど、多様な類似語があります。コグニサイズは、これらを含んだ総称としています。

引用元:国立長寿医療センター

コグニサイズは、全身を使った運動や適度に負荷がかかる認知課題であれば基本的に良いとされており、運動で体の健康を促すと同時に、脳の活動を活発にする機会を増やし、認知症の発症を遅延させることを目的としています。

コグニサイズを行える「コグニバイク」を導入

今回ツクイが導入する「コグニバイク」では、コグニサイズの考えをベースに、体と頭を同時に使うマシンとなっており、省スペースで転倒リスクがほとんどなく、体⼒の弱い⽅でも楽しみながら効果的な運動ができるものです。

まずはデイサービス94カ所に導入し、今後は「コグニバイク」の利⽤データを国⽴⻑寿医療研究センターとともに分析し、新たなプログラムの開発につなげていくとともに、多くの利用者に継続して使用されることを目指し、認知症予防の研究発展や、要介護⾼齢者の認知症予防に対する効果検証にも取り組んでいくとしています。

引用

ツクイのデイサービス、認知症予防に向けた機能訓練を開始