大学院生が呼びかけをしてデザイナー、開発者の3人が集まり、クラウドファンディングで介護用アプリ開発費用を調達中です。作成するアプリは「Kaigo Letter(カイゴレター)」という介護中の家族が使うことを想定しているコミュニケーションツールです。

"apps"

クラウドファンディングとは?

クラウドファンディングとは、プロジェクトを開始する為の費用を調達する仕組みです。国内では、Makuake(マクアケ)CAMPFIRE(キャンプファイヤー)zenmono(ゼンモノ)MotionGallery(モーションギャラリー)など10以上の類似サービスがありますが、それぞれコンテンツ系やモノづくりなど得意としている分野にわかれてすみ分けされています。

クラウドファンディング(英語:Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。ソーシャルファンディングとも呼ばれる。 wikipediaより引用

「Kaigo Letter(カイゴレター)」が目標としている調達金額は500,000円で、8月15日現在10人から109,000円の募集がありました。募集期間は今月一杯ということであと15日で40万円程度を調達する予定ですが、今回のクラウドファンディングは目標の金額が集まらなかった場合はスタート出来ません。

支援すると金額によって違いますが、お礼をもらうことが出来ます。3,000円を支援するとオリジナルステッカー、10,000円を支援するとステッカーとタオル、30,000円を支援すると同じくステッカーとアロマグッズ、50,000円を支援するとステッカーと花束などといった物が感謝の気持ちとともに送られるそうです。

集めた500,000円は、調査費、開発費用、宣伝費用に使ってお客様には無償でアプリを提供するとのことです。もっとも、無償でサービス提供を継続することは出来ませんので、基本利用は無料だけど、広告が出るとか、プレミアムサービスといった有料会員的なモデルになるのが一般的なアプリビジネスですので、そのような展開を考えているのではないかと思います。

もっと介護に参入してほしい

プロジェクトリーダーの石井辰典さんは、「介護というテーマに関心を持ってくれる人が少なく、チーム作りに苦戦しました。」ということですので、このような取り組みが成功して介護がテーマのアプリが盛り上がってくると他業種からの参入も含め、ITを活用した介護サービスも増えてくるのではないかと考えられます。ですのでケアタイムズ新聞はこのような新しい取り組みを積極的に応援しています。

締め切りまであと15日ですので、ご興味のある方は是非協力してみてはいかがでしょうか。


引用

介護をしている人を孤独にさせないSNSアプリを作りたい!

Kaigo Letter(カイゴレター)facebook page

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